視聴者運動の草分け 市民のためのKBS実行委25周年祝う
京都の視聴者運動団体「市民のためのKBSをめざす実行委員会」の設立25周年記念パーティーが20日、上京区で開かれました。
同実行委員会は、市民・視聴者とKBS京都の放送労働者が協力して京都に豊かな放送文化と開かれた地域放送局をつくろうと1985年に設立され、視聴者運動の草分けとしてこれまで、市民の視点で放送番組や放送局のあり方について議論し行動してきました。
この日のパーティーでは、元共同通信編集局長の原寿雄さんが記念講演し、「言論・表現の自由は、すべての自由の大本であり全力で守っていかねばならない。戦前の治安維持法でその自由は奪われ戦争に向かっていった。これを繰り返してはならない。市民には知る権利があり、その行使を助けるのがジャーナリズムである」と自らの経験を交えジャーナリズムの根本を語りました。
参加者は、これからも気負うことなく30年、40年と同実行委員会の活動を地道に続けていこうと思いを新たにしました。(K)