第21回京都国鉄まつり 国鉄「分割・民営化」(1987年)でJR不採用となり、労働委員会と裁判所で続けてきたたたかいが6月に最高裁での和解により政治解決したことで、最後の祭となった「第21回京都国鉄まつり」が31日、南区の京都六孫王神社で開かれ、国鉄労働者やOB、家族、支援者ら550人が集いました。
 主催者を代表して園秀樹国労京滋地区本部執行委員長が23年にわたるたたかいの経過や今年6月28日の最高裁で和解した意義をのべ、「国家的な不当労働行為に対し、労働者と家族、幅広い支援者らの一体となった運動の広がりが世論と政治を動かしてきた。21回目を迎えたこのまつりは労働者のたたかいの決起の場でもありました。本当に長い間ありがとうございました」と感謝を表明。そして、残された322人の雇用問題の勝利解決を呼びかけました。
 日本共産党の穀田恵二衆院議員をはじめ、梶川憲京都総評事務局長、国労弁護団の荒川英幸弁護士、支援共闘会議の谷内口浩二代表らが、それぞれ「名もなき人たちのたたかいが支えてきた貴重な運動」「国民の足、公共交通を守るたたかいでの勝利の意義は大きい」など賛辞をおくりました。
 会場では、もちつきやバザーが開かれたほか、模擬店14店舗も出店し、旧交をあたため合う姿が見られました。