産廃処分場申し入れ 木津川源流の三重県伊賀市長田地区の産業廃棄物最終処分場をめぐり、下流域の府内4市町村の住民ら20人が1日、三重県庁を訪れ、県側に設置業者の許可更新をしないよう要請し、追加署名1000人分を提出しました。署名提出は4回目で累計13500人分になりました。三重、奈良両県、大阪府からも住民ら40人が参加しました。
 野呂昭彦知事あての要請書は、国の基準値を超えるPCBや鉛が検出された城南開発興業の最終処分場が下流域住民の生活を脅かしているとして、県に対し同処分場の許可の取り消しとともに不法投棄の撤去を求めています。提出したのは京都、三重両地域でそれぞれつくる「木津川の環境を守る会」。
 要請書と署名を提出した葛巻忠典さん(59)=南山城村=は、「水源の汚染は下流域全体に及びます。村では水辺公園の計画もあり、このままでは子どもたちに川遊びもさせられない。何としても産廃処分業者の許可は更新すべきでない」と訴えました。
 要請には日本共産党のむらき恵子木津川市議(府議候補=木津川市・相楽郡選挙区)、柴垣紀行南山城村議が参加しました。