石川文洋氏ベトナム戦争について語る
日本ベトナム友好協会京都府連合会は23日、京都市下京区で創立50周年記念の集いを開きました。写真家の石川文洋氏と立命館大学国際平和ミュージアムの安斎育郎名誉館長が「日本とベトナム、友好と平和への道のり」と題した記念シンポジウムを行いました。
シンポジウムで石川氏は、ベトナム戦争時に現地で撮影した写真を紹介しながら、当時の生々しい戦争の様子を解説。「ベトナム戦争では、カメラマンとして時代の変革の現場に立てたよろこびがありました。戦争をなくすためには悲惨な戦争の事実を伝えることが大切。取材開始から46年たち、私の人生の大半を占めていたかと思うと感慨深いものがあります」と述べました。
安斎氏はベトナム戦争や核兵器を巡る歴史や世界の情勢について報告し、石川氏と対談しました。
シンポジウムの後は記念レセプションが開かれ、同会の50周年を祝いました。