気温が下がった厳冬の中、可憐なホワイトピンクのカンザクラ(寒桜・Prunus×kanzakura)が満開です。
北区の平野神社、左京区の府立植物園(子福桜)などでも咲いていますが、伏見区の明治天皇陵の近くにある京都橘高校西門付近でも写真(10日撮影)のようなかわいい花をつけています。
カンザクラは、いずれもカンヒザクラ(紅色)、ヤマザクラ(ピンク)やハヤザキオオシマなどとの雑種系統で、花は小さくて直径約2センチから3.5センチ程度で花弁はたいてい5個です。
行き来する人が偶然に見つけては「サクラとちがう? いまごろ咲いている!」と感動の声が時として聞こえます。(仲野良典)