結成20年、再び戦没遺族をつくらせない 平和遺族会
「平和を願い戦争に反対する京都戦没者遺族会」(京都平和遺族会、須永安郎代表世話人)は1月30日、京都市中京区で総会を開きました。
午前に大阪空襲について、大阪空襲訴訟をささえる会の矢野宏代表を招いての学習会を行い、DVD上映と徳山勇太郎さん(現・南丹市八木町在住)が当時の体験を証言しました。
あいさつで須永代表は、「尖閣諸島、北方領土、竹島等の領土問題で感情的排外ナショナリズムの危険が広がっている。結成20年の今年再び戦没遺族をつくらせないために力を合わせよう」と呼びかけました。
採択された決議では、民主党政権について国会議員の比例定数削減、日米軍事同盟の強化、自衛隊の軍備増強・海外派兵の促進を画策するなど、危険な動きをしていると指摘。戦没者遺族の立場から、「軍隊や戦争で国際紛争に対処する政治には断固として反対します。憲法9条を守り、平和憲法をいかした平和外交実現のため、広範な個人や団体と連帯・協力して運動を進めよう」と述べています。
また、20周年記念事業として宝が池公園(京都市左京区)での植樹や記念誌の発行などに取り組むことを確認しました
選出された役員は次の通り。
○代表世話人=須永安朗(代理=倉本頼一)○事務局長=大坪政明○事務局次長=大橋正夫(いずれも再)。(K)