子どもを金儲けの対象にしないで 京都市内で保護者らアピール
「子どもを金もうけの対象にしないで!」「新保育システムは国の育児放棄!」――27日、京都青学連や京都保育運動連絡会が呼びかけた「子ども・子育て新システム大反対!! 子どもたちが輝きあえる環境を スターパレード」(実行委員会主催)には70人が参加し、京都市役所前から四条大橋まで行進し、市民にアピールしました。
京都市役所前での集会では京都青学連の菊池聡議長があいさつし、京都保育運動連絡会の井手幸喜事務局長が京都市議会で同システムに反対する国への意見書が可決されたことや全国で新保育システムに反対する宣伝活動や議会請願が広がっていることを報告。「運動の広がりで同法案要綱が6月末ごろにずれこむ可能性が出て来た。大きく運動を広げ、3月13日には円山音楽堂で大規模な集会を成功させ、廃案に追い込もう」と訴えました。
保育士らが保育新システム導入でどう変わるかを描いた紙芝居を上演。公立保育園や民間保育園の保育士や保護者、弁護士、園長ら6人が怒りのリレートークを行いました。「子どもを思う熱い気持ちをもって働いています。保育を企業のお金もうけの対象にするなんて許せない」(女性保育士)、「待機児童をなくすためのシステムのはずなのに高くて預けられない保護者を出してどうするのか」(弁護士)、「認可保育園は保育のとりで。国が民間マーケットに仕立て直し、営利企業が成り立つようにするという哲学に怒っている。公立保育制度を守り、営利企業を参入させないという一点で大同団結していこう」(保育園長)などと訴えました。
日本共産党のこくた恵二衆院議員、井上さとし参院議員、新井進府議団長から激励のメッセージが寄せられ、河合よう子京都市議、平井良人京都市議予定候補が参加しました。