TPPを考える 「関税だけでなく安全に対する基準や規則までなくすという点に大きな問題点を感じた。どの人にも無関係ではいられないということを伝えていかないといけない」――新日本婦人の会伏見支部と伏見革新懇は26日、伏見区の京都生協・コープ桃山集会室で学習会『TPPを考える~“日本の国の形を変える”ってどういうこと?~』を開き、23人が参加しました(年金者組合伏見支部・伏見生健会・城南診療所が後援)。
 北山の自然と文化を守る会代表幹事で日本共産党京都府委員会市民運動部長の榊原義道氏が講演しました。榊原氏は、TPP(環太平洋連携協定)問題は外圧(アメリカの圧力)で日本全体を変える大掛かりな「構造改悪」であるとして、TPP参加で日本がどうなるかを、農業だけでなく、食品の安全、医療、雇用、中小企業などについて詳細をあきらかにし、「反対の声と運動が大きく広がっている。たたかいで必ず打ち破ろう」と呼びかけました。
 質疑応答では、「まずよく知るというところからスタートして考えてゆきたい」(生協で働く若い女性)などの意見が出され、新婦人からはクイズ形式でTPP問題を取り入れた紙芝居を作って活用していることが報告されました。
 参加者からは、「食料だけでなく生活全体に影響があることがわかった」「『これならわかる』パンフ(日本共産党発行)を広げ、ミニ学習会を開催したい」「農業を守ることは国を守る基本。これを壊すことは絶対に許されない」などの感想がだされました(S)