ジヤトコは元派遣社員の再雇用を　造船労働三菱重工支部が申し入れ

　自動車部品製造会社「ジヤトコ」京都工場（京都市右京区）で元派遣社員11人が雇い止めされた問題で11日、全日本造船機械労組三菱重工支部工作機械栗東分会（川嵜辰己委員長）は山田啓二府知事に対し、ジヤトコが雇用の安定を図るよう指導することを要請しました。
　要請は、ジヤトコが４月に関連会社から50人の応援派遣を求めていることを受けてのもの。同社は昨年にも150人の派遣社員募集を行っていました。
　野村政勝書記次長は、ジヤトコが「仕事がないから11人の雇用はできない」としている一方で応援派遣を求めているのは道義的に許されないと批判。府の指導を求めました。
　府側は労政課の課長、副課長が対応。「現在、関連会社から200人規模の応援が入っている模様。11人を含む地元雇用をはかるよう、再度求めていく」と表明しました。
　要請には日本共産党のかみね史朗府議が同行しました。