被災した京都の学生募金活動 旅行先の神奈川県横浜市で11日午後に発生した東日本大震災に遭遇した京都市在住の学生が13日午前10時から、京阪祇園四条駅前(京都市東山区)で募金を訴えました。
 学生は大阪市立大学学生の豊本莉恵さん(20)ら5人。募金活動は、旅行先で震災に遭遇したことから何か協力したいと友人らやツイッターで呼びかけて行ったもの。
 豊本さんらは、9日から11日まで同県内を旅行し、11日22時発の夜行バスで京都に帰る予定でしたが、震災でバスが運休となりました。翌12日に夜行バスの運行が再開され、13日午前5時に京都駅に到着しました。
 豊本さんらは「被災者の役に立ちたい。募金を集めよう」と決め、帰宅後すぐに「復興支援のための募金」と手書きした募金箱を作り、祇園四条駅前に集合。ツイッターを見た学生も飛び入りで参加し、通行人に「震災で苦しむ人のため募金をお願いします」と訴えました。
 疲れていたにもかかわらず6時間も呼びかけ続け、22万8136円の募金が寄せられました。
 豊本さんは、「阪神淡路大震災の時と同じぐらい揺れて、怖い思いをした。何とかしたいとまわりに呼びかけてはじめた。次々と募金してくれて感激している」と述べていました。