英知集めた町づくり研究を 市民大学院開校
市民大学院「文化政策・まちづくり大学校」(代表=池上惇京都大名誉教授)が1日開校し、下京区の旧成徳中学校跡地で開校式が行われました。「iPad(アイパッド)」などの電子機器で講義や教材を学べる現代版の「寺子屋」と言われています。
開校式は大震災で犠牲になられた方々への黙祷から始まりました。当面、大震災の救援活動と合わせて、各自が研究をすすめていくことにもなりました。来賓は、京都市の教育長や旧成徳中学校校区の町内会長らで、教員一人ひとりが紹介されました。
院生は、20代の若者から80歳近い方まで幅広く、教員の中には、農学部助教授(農業経営学)だった方や元医学部教授もおられ、35年ぶりの再会もあるなど多彩なメンバーが揃い、英知を集めた「町づくり・村づくりの研究」ができそうです。(岸本正美)