宮城での救援活動ルポ(7) 重油に魚の腐った臭い
民青同盟京都府委員会(加藤伸太朗委員長)の被災地・宮城県での救援ボランティアに同行している京都民報社・西山頌秀記者の現地ルポです。
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石巻市立女子商業高校の清掃は20日15時半に終わりました。
各教室・部室の塩水や松の葉が混じった泥をすべて土のう袋に詰めて撤去しました。
各部屋は重油、魚の腐ったにおいが充満していて、1時間ごとに新鮮な空気を吸うため屋外で休憩をとりながらの作業でした。
作業終了後、同校の教員は「こんなにきれいになって、本当にありがとうございました」と深くお辞儀し感謝をのべました。教員によると、震災のあった3月11日は生徒の自宅待機日で教員のみ出勤していたので、全員が車で20分ほど走った山の上に避難できたということです。(10時)