震災復興を社会変える契機にしたい ボランティアが報告会
民青同盟京都府委員会(加藤伸太朗委員長)は30日、京都市下京区で宮城県の被災地で救援活動に参加したボランティアの報告会を開きました。
報告したのは加藤委員長と立命館大学生の本田翔平さん。2人は4月18日~22日まで壊滅的な被害を受けた宮城県石巻市で救援活動に参加し、同市内の高校で図書館の片付け、教室の泥掃除などの作業に従事しました。
震災後、何か救援活動ボランティアをしたいと思っていた本田さんは、「建物の片付けや避難所で要望の聞き取りなど、ボランティアが必要とされることはたくさんある。自分の経験を伝え、現地が必要としているものを知らせていきたい」と述べました。
ボランティア活動を通じて、災害に強い町づくりやエネルギー政策の転換などの議論をしていきたいという加藤委員長は、「震災復興を社会変革の契機にしていきたい」と強調しました。
京都市内の大学生(20歳)は、「報告を聞いてまだまだ復興には遠いと感じた。震災によって一瞬で生活が変わることを考えるとなんとも言えない気分になる」と話しました。
その他に、昨年の原水爆禁止世界大会へ参加した学生や、韓国でナヌムの家(従軍慰安婦の被害女性達が共同生活を営む場所)などを訪れ、フィールドワークを実施した学生からの報告がありました。