あけぼの会「母の日」キャンペーン 乳がんの患者、経験者でつくる全国組織「あけぼの会」の京都支部(久保田三千恵支部長)は8日、京都市下京区の京都タワー前で宣伝し、乳がんの早期発見・早期治療につながる定期検診や自己検診を呼びかけました。
 毎年「母の日」の5月8日に全国いっせいに取り組んでいるもので今年で27回目。この日は、同支部の会員や家族、医療関係者ら約20人がそろいのウィンドブレーカーや帽子を身につけ、自己検診の方法などが書かれたポケットティッシュ約1500個を配布しました。
 宣伝に参加した同支部顧問の李哲柱・京都第一赤十字病院乳腺外科部長は、「日本人の乳がんり患者は年々増加していますが、検診受診率は2割台と低いままです。早期発見できれば、乳房の傷も小さく治療することもできます。乳がん検診は自治体の公費助成もあり、積極的に受診してほしい」と話していました。