民青同盟の呼びかけに励まされ 支援ボランティアに参加して(1)
東日本大震災被災地の支援のため、民青同盟京都府委員会は2日から6日まで、青年・学生13人で岩手県陸前高田市を訪問、海岸線のがれきの撤去、民家、リンゴ園の清掃などボランティアに励みました。支援ボランティアは4月(19~21日、宮城県石巻市)に続いて2回目。13人のボランティア活動の様子を、参加者がレポートします。
岩手県出身の立命館大学3回生・小笠原夢樹さん(20)
実家が岩手県です。被災はしていないのですが同じ県民として何かしなければと参加しました。また、高校の部活の後輩が陸前高田市出身で、本人は無事だと聞きましたが何か手伝いができればと思っていました。
京都で何もできないのが辛く、学内で友人やサークルの仲間にボランティアに行こうと声をかけましたが、応えてくれる人はいませんでした。そんな時に民青がボランティア登録を呼びかけていたのを見つけて、すぐさま参加しました。
市内に入った時、一面がれきの光景にあぜんとしました。元の姿に戻るまで、どれくらいかかるのか想像もできません。海岸でがれき撤去した時も、掘れば掘るほど船や丸太、屋根瓦などが出てきます。今回だけでなく、また何度も活動に参加しなければと思いました。
また、被災者の思いを配慮することが大事だと思いました。東北の人は気をつかって遠慮がちです。4日に掃除を手伝った宅の方は、数少ない自分たちの食事を差し入れてくれました。とても受け取れず断りましたが、こちらからもっと気をつかわなければといけないと反省しました。…(詳しくは、「週刊しんぶん京都民報」5月15日付に掲載)