木津川で日本最大のスッポン発見
城陽市の木津川でこのほど、在来種の公式記録として日本最大のスッポンが捕獲されました。甲羅(こうら)の全長38.5センチ、体重7.3キロ。日本爬(は)虫両生類学会会員の中川宗孝さん(58)=同市富野在住=が捕獲したもので、14日から神戸市立須磨海浜水族園(亀崎直樹園長)で展示されています。
これまでの日本一は、昨年7月に島根県宍道湖で捕獲された全長37センチ、重さ6.9キロのもので、これを1.5センチ、0.4キロ上回りました。中川さんは、昨年5月にも全長35.5センチ、体重6キロのスッポンを捕獲して日本一の座を射止めましたが、2カ月後に宍道湖のものに記録を塗り替えられたため、「リベンジを果たそうと執念を燃やしていた」(中川氏)と言います。
13日には、城陽市役所で水族園への引き渡し式が行われました。中川さんは、「日本一のスッポンを捕まえると公言してきたが、本当に捕まえることが出来てうれしい」と感慨ひとしお。亀崎園長は「普通の人はでっかいスッポンを捕まえ、『うまそう』と食べてしまう。ところが中川さんは甲羅の長さを測り、日本で記録されたことのない大きさのものだと調べた。そこまでされたことに敬意を表したい」と感謝の言葉をのべました。
須磨海浜水族園TEL078・731・7301、入園料1300円、17~15歳800円、小中学生500円、幼児無料。無休。