看護師増員や医療制度の改善などを求める「2011春のナースウエーブ」(広がれ看護のこころKyoto連絡会主催)が14日、京都市中京区のウイングス京都で開かれ、約100人が参加しました。
 京都民医労の勝野由起恵委員長が、看護師不足によって厳しい勤務実態に追い込まれている看護・医療現場の問題点を報告し、「安心して医療を受けられるようにするためにも、看護師を増やし、医療・福祉の充実を」と基調報告を行いました。看護の精神・真髄を訴える映画「ナイチンゲール 看護覚え書き」が上映されました。
 宮城県医労連の松田すい子副執行委員長が、東日本大震災での被災地の様子や不眠不休で救援活動を行ったことなどを報告。家が流され、車が横転している現地の写真を紹介しながら、「人手が足りず、厳しい状況の中、今こそ労働組合の役割が求められています。復興のためにも医師、看護師、介護職員の大幅増員が必要」と訴えました。
 
 参加者は集会後、パレードを行い、「看護師足らんし、増やしてや」「妊婦の夜勤はあきまへん」「夜勤はもっと減らしてや」と声を上げました。パレード後に看護師増員などを求めた署名を呼びかけ、宣伝しました。