有害鳥獣駆除で仕留めたイノシシ・シカでラーメン
綴喜郡井手町の猟師が、有害鳥獣駆除で仕留めたイノシシやシカの肉をチャーシューやだしに使ったラーメン店を開き、話題を呼んでいます。
井手町猟友会会長の梅本昭信さん(56)のラーメン店で、イノシシやシカの肉のおいしさを知ってもらおうと今年3月に始めたもの。梅本さんは3年間かけて調理師免許や食肉加工に必要な資格も取得し、開業にこぎつけました。
安全に心がけ、仕留めた直後に「マタ割」と呼ばれる方法で腸そのものを傷つけずに取り出す方法をとっており、チャーシューは臭みがなく、やわらかく仕上がっています。
梅本さんは「肉を販売することで猟友会が経済的に自立し、行政からの補助金に頼らずに活動していけるようにしたい。そのための実験。お客さんからの注文でメニュー増やすなど、楽しくやっていきたい」と話しています。
イノシシ・シカラーメン300円(2玉、400円)の他、坦々風ピリカラ400円(同500円)やイノシシチャーハン350円がおすすめメニューです。
猟師の直売店「梅本商店」TEL0774・99・4302。井手町多賀下川42-1。11:00~16:00。不定休。