美術作品で労働争議支援 救援美術展
不当解雇などの労働争議やえん罪、弾圧事件などの救援運動を広げることを目的にした救援美術京都展が20から23日まで、京都市中京区のラボール京都で開かれました。日本国民救援会京都府本部などでつくる実行委員会主催。
美術家100人から寄贈された200点を展示し、カンパを寄せた来場者には気に入った作品が提供されました。
寄せられたカンパは、ジヤトコ京都工場で元派遣労働者11人が雇い止めされ、たたかっている「ジヤトコ訴訟裁判」や社会保険庁廃止にともなって国家公務員15人が分限免職(整理解雇)撤回を求めている「全厚生不当解雇事件」、トステム綾部工場で過労死した青年遺族が損害賠償を求めている「中田衛一君過労死裁判」などの支援に当てられます。
同展に初めて来場したという女性(33)は、「大変な力作ばかり。美術家が救援のため寄贈していることに感動しました」と話していました。