おんなの集い原発学習会 「脱原発のためにできることを考えるために、まずは身近にある若狭湾の原発群について学ぼう」と労働組合員や市民団体のメンバーらでつくる「戦争への道を許さない京都・おんなの集い連絡会」は23日、京都市下京区で講師に池島芙紀子・ストップ・ザ・もんじゅ代表を迎え学習会を開催しました。
 65人の参加者に池島氏は「若狭湾には活断層が通っておりいつ地震を起こすかわからない。運転開始から40年をこえる危険な老朽化した敦賀1号機、美浜1号機があります。また津波の想定も2メートル以下とあまい」と指摘。過去にナトリウム漏れの事故を起こし現在停止中の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)について、「危険な原発の中でもとりわけ危険なものは、もんじゅです。空気や水と反応すると激しく燃える液体ナトリウムを冷却材に使用しており、漏れると大きな事故につながる。ナトリウムの入った配管は非常に薄いため地震には非常に弱い。揺れで破損してナトリウム漏れを起こす危険性が高い」とのべました。
 脱原発のために個人が行政に働きかけたり、無駄な電気をつかわないなどの行動を呼びかけた池島氏は、「地震国の日本で絶対に安全な原発は存在しない。危険度に応じて段階的に原発を廃止していくことにすぐに取り組むべきです。次の大惨事は絶対に阻止しましょう」と訴えました。