向日市から『原発ゼロ』へ 共産・6人勝利目指す
7月10日告示、同17日投票の向日市議選勝利目指し日本共産党乙訓地区委員会は24日、同市内で笠井亮衆院議員(党原発・エネルギー対策本部責任者)を迎えた演説会を開催しました。380人の参加者を前に笠井議員は、「6人全員勝利で向日市から『原発ゼロ』の道をつくろう」と呼びかけました。
笠井氏は、政府がIAEAに福島第1原発事故の教訓として「地震対策の強化」をあげているにもかかわらず、菅政権は地震・津波対策をしないまま停止中の原発の稼動再開を全国立地県に要請したことを批判。23日に菅首相あてに要請の撤回を求める申し入れを行った際、「枝野官房長官は『常識的に知事が絶対ダメだと言っていることをできない』と答えた。地元自治体の同意が得られなければ、原発の再稼動は不可能との認識を示した」とのべ、「もう原発はごめんだという思いが多くの国民の声ではないでしょうか。原発ノーの世論をさらに広げて、原発からの撤退を実現させよう」と訴えました。
また「原発からのすみやかな撤退、自然エネルギーの本格的導入を」求める同党の提言を示し、「原発は本質的に未完成で、一度事故がおこれば空間的に被害を広げるもの。この提言で国民的討論を広げて、向日市から原発ゼロへの道をつくろう」と呼びかけました。
市議選(定数20)に立候補する、松山幸次、山田ちえ子、ときわゆかり、たんの直次、和田ひろしげ、北林しげおの6氏が決意をのべ、勇退する大橋満、中島鐵太郎の両市議があいさつしました。