小出裕章氏「子どもを被ばくさせない手立て早急に」
ピースムービーメント実行委員会は25日、京都市下京区のひと・まち交流館で、福島原発問題の映画上映と現地報告会を開き、約50人が参加しました。
福島原発事故後の5月11日に撮影された、京都大学原子炉実験所の小出裕章助教へのインタビュー映画を上映。映画の中で小出氏は、福島第一原発の状況や放射能の危険性などについて解説し、「福島県内は放射能汚染され危険な状態。放射能の感受性が強い子どもたちは被爆させてはらならない。行政はすぐに対応すべき」と強調しました。
「京都から東日本大震災被災者を支援する会」発起人の滝澤寛さんが、4月と5月の2回、8日間にわたって現地調査した内容を報告。福島県内各地で放射線量を調査したことや住民から聞き取った話などを紹介し、「放射線量が高くて危険な地域が多い。住民の生活実態に応じて各地で細かく放射能を測定するべき。とにかく子どもたちを被爆させない手立てをうつことが重要です。これからも調査をつづけ、被災者支援をしていきたい」と訴えました。
また、被災地で支援活動に取り組む「みちのく応援隊」に参加し、福島県南相馬市でボランティア活動した男性が現地の報告を行いました。