京都総評呼びかけ 東日本大震災から4カ月目の11日、京都総評(岩橋祐治議長)は関西電力に対して福井県の原発をなくすよう求める署名活動をスタートしました。京都市下京区の四条河原町交差点で「関西の原発を停止・廃炉させよう」と署名を呼びかけました。
 署名は、近畿6県と福井県の全労連加盟労働組合などでいっせいに取り組んでいるもの。関西電力に対し、○福井県若狭湾沿岸の原発を老朽化したものからすべて停止・廃炉○危険なプルトニウムを燃料とするプルサーマル発電をただちに中止○現在停止している原発の再開および新増設をやめる─の3点を求めています。
 岩橋議長は、福井県の原発が敦賀、美浜など老朽化し、さらに活断層上にあるなどの危険を指摘。「もし事故となれば、近畿の水源である琵琶湖が汚染される。原発を推進、継続運用することは許されない。一緒に原発を止めましょう」と訴えました。
 京都市在住の女性(21)は、「福島第一原発の事故で初めて危ないものだとわかりました。関電は節電を呼びかけているけど、電力不足より再稼動される方がいやだ。原発はこの機会になくしてほしい」と述べました。