京都市内の分譲マンション、水道メーターを市が設置
「ようやくほかの住宅並みになったんですね。共産党のおかげです」。京都市内の民間分譲マンションで、戸別世帯ごとに水道メーターを設置・交換し、検針・料金徴収を行う市のサービスが8月から、スタートします。マンション住民からは、歓迎の声が上がっています。
戸別徴収は、市がマンションの各世帯に水道メーターを貸し出し、検針・料金請求するもの。メーター賃料約6600円や設置費用が必要ですが、メーターの定期交換(計量法で8年ごと)は市が無料で行います。
分譲マンションでは、市はこれまで、戸別世帯ごとに水道メーターを取り付けず、一括メーターで検診し、マンションの管理組合や管理会社から料金を徴収する仕組みを取ってきました。多くの組合や会社は、戸別に私設メーターを設けて検針し、各世帯に使用分を請求する方法を取っています。そのため、メーターの交換費用(7~8000円)や検針・料金徴収の費用は、管理組合やマンション住民の負担となってきました。なお、水道料金の徴収は戸別世帯にメーターの設置・徴収か、一括徴収かはマンション単位で選択できます。
日本共産党京都市議団(山中渡団長、15人)は89年から毎年、一戸建て住宅や公営住宅と同様にマンションにも戸別に水道メーターを設置対応をするよう議会で要望してきました。
京都市南区の分譲マンション葛野ハイツ管理組合理事長の永田章三さん(69)は、「メーターの交換や検針費用が不要になり、歓迎です。共産党がずっと言い続けてくれたんですね。賃料などがいるので、どちらの徴収方法を取るかは住民でよく話し合いたい」と言います。
6月議会で、この問題を取り上げた北山忠生議員は、「メーター賃料も無くすなど、さらに改善を求めていきたい」と話しています。