脱原発の運動広げよう 京都自治労連の池田新委員長
京都自治体労働組合総連合(京都自治労連)の第79回定期大会が14日、京都市中京区で行われ、2011年度運動方針を採択しました。新委員長に、京都市職労委員長の池田豊氏が選出されました。
運動方針は○住民本位の復興を求め、脱原発へ、社会のあり方を問い直す国民運動をすすめる○ディーセントワークの実現を求め、民主的公務員制度の実現、住民のために働ける労働条件を求める○「対話と提言」運動をすすめ、ふるさと京都再生運動で、住み続けられる地域づくりをめざす○憲法を守り、核兵器廃絶、憲法を暮らしに生かす政治への転換をめざす○組織拡大・強化をはかる─など5つの柱を掲げています。
あいさつで山村隆委員長は、東日本大震災の救援・復興で現地の自治体労働者が奮闘していると紹介した上で、構造改革のあおりを受けて被災前から買い物難民などの問題が被災者の孤立をさらに深めていると指摘。「地方構造改革とたたかってきたことに確信を持ち、『カウンターを越えて』住民との地域づくり、悪政とのたたかいを強めよう」と呼びかけました。
新委員長の池田氏は、被災地の視察報告をしながら、「自治体労働者として住民を守る役割を果たすとともに、京都で脱原発の運動をどれだけ広げられるかが問われていると感じた。住民とともに運動を進めたい」と決意を述べました。
京都総評の岩橋祐治議長、日本共産党の井上健二京都市議らが来ひんあいさつしました。
選出された役員は次の通り。
○委員長=池田豊○副委員長=古谷茂(以上新)、川俣勝義、小野敦、尾崎立治○書記長=田村治子○書記次長=新田昌之(以上再)。