花言葉は「繊細な美しさ」 真如堂のムクゲ
左京区の真如堂(正式名=真正極楽寺)の朱塗りの総門をくぐり、参道に入った左手に背丈ほどの高さのムクゲが8本ほど並んで、一重の白、紫、桃色のきれいな花をいっぱいつけています。ムクゲ(木槿=アオイ科ヒビスカス属:別名ハチス:原産地は中国や東南アジア:八重咲きなど多くの園芸品種あり)は一日花で、花言葉「繊細な美しさ」の花の通りです。
真如堂の紅葉は京都屈指の美しさで、多くの参拝者や観光客が晩秋に訪れます。猛暑の真夏は人影もまばらですが、広々とした重文や国宝の建造物、仏像や経典など数多くの文化財がある境内は青々としたカエデが茂ってぎらつく太陽光線をさえぎって、さわやかな雰囲気がただよっています。(仲野良典)