木津川ピースフェスタに400人
木津川市木津地域の九条の会、教職員組合、年金者組等の団体と個人有志で構成するピースフェスタ木津の戦争展実行員会が主催する「ピースフェスタ2011木津の戦争展」が、7月31日(日)木津川市中央交流会館いずみホールで開催されました。
戦争遺品の展示の他、地元鹿背山の西念寺の田辺英夫住職が寺の鐘を戦時の金属供出から当時の住職と檀家衆の力で免れた話「梵鐘と戦争」、浄瑠璃住職佐伯快勝師の講演「平和と仏教」、木津で「たっかちゃん紙芝居」で知られている塚田高司さんの戦争にかかわる紙芝居、NPO法人「国境な芸能団」代表笑福亭鶴笑さんのイラクの子どもたちに医薬品類と笑いを届けたDVD上映を含むパペット落語の公演という内容で行われました。また、フリーマーケット(11店)、抹茶席も開かれました。
入場者は、子どもから戦争を体験した高齢者まで約400人でした。年配の婦人は、「展示を見て戦争犠牲者の無念さを思うと胸が詰まる。戦争を知らない世代の人たちに戦争が如何に悲惨で不毛であるか知ってもらうために、これからも続けてほしい」と語っていました。
ピースフェスタは、木津九条の会が木津の「きのつまつり」に応募し、その1ブースでミニ戦争展を開いたものが、昨年から実行委員会形式のピースフェスタに発展し、今年で2回目です。
中森啓之事務局長は「多くの方にご来場いただき感謝しております。終戦から66年たち、戦争体験者が少なくなっていく中、戦争の実態を知り平和について考えてもらう機会として、実行委員会としては今後も続けていきます。今後後も遺品の提供を始めいろんな面で多くの市民の方々のご協力・ご支援をお願いします」と話っています。(N)