安保マフィアと闘う 共産・赤嶺衆院議員
「2011夏さきょう平和のつどい」(実行委員会主催)が2日、京都市左京区の京都教育文化センターホールで開かれました。同つどいで赤嶺政賢衆院議員が沖縄の米軍基地問題について記念講演を行いました。
赤嶺議員はこの日発足した野田新内閣について、野田氏が「日米合意をふまえて管内閣を引き継ぐ」と述べており、普天間基地の辺野古への移設を進め県民との矛盾が広がることは避けられないと指摘。
沖縄の基地問題の根底には日米安保の問題があり、「沖縄の問題は安保に腰が引けているようでは解決できない」と述べました。
また、鳩山元首相が地元紙のインタビューで普天間基地の「県外・国外移設」の政権公約を断念した経緯について、元首相の周囲に、安保から利益を得ている人々が壁をつくり「県外・国外移設」の意見を受け付けなかった、と答えていることを紹介し、原発利益共同体と同様に財界や御用学者など安保から利益を得る“安保マフィア”と沖縄の問題をありのまま報道しない全国紙が国民の議論をゆがめて基地問題の解決を阻害していると批判しました。
そのうえで赤嶺議員は「今度は米軍基地撤去のため沖縄と本土が連帯し安保条約、安保マフィアとの戦いを力を合わせて頑張っていこう」と呼びかけました。
この他に元朝日新聞大阪本社編集局長の長谷川千秋氏の講演やビキニ問題を扱ったDVDの上映などが行われました。