さようなら原発集会 作家の大江健三郎さんら著名9氏が呼びかけた「さようなら原発集会」が19日、東京の明治公園で開催されました。
 私は多くの方から貴重なカンパをいただき、伏見革新懇代表として参加しました。開会は午後1時半ですが、12時半に中央線千駄ヶ谷駅に着くと人がいっぱい、改札を出ると既にのぼりを立てた人やゼッケンをつけた人があふれ、長蛇の列で20分程かかってやっと会場に入ることが出来ました。市民団体、労働組合のスペースに座ったのですが、まわりはいろんな労働組合、民医連、民主団体、市民団体、宗教者、個人でいっぱいで、身動きが出来ません。のぼり、プラカード、ゼッケン、横断幕なども多種多様で創意工夫がこらされています。
 まず、呼びかけ人の5氏がステージに立って発言されました。作家の澤地久枝さんは、呼びかけ人会見のあと足を骨折し入院していたが、やっと間に合ったということで、「人類は暴走する核をコントロール出来ない、大スポンサーが何百億円かけて安全神話を振りまいてきた」と発言されました。
 ドイツの環境団体のフーベルト・ワイガーさんは「脱原発は、できるかできないかではない。政治的にやるかやらないかだ」と強調されました。俳優の山本太郎さんは、「みんなで生き延びよう」と元気いっぱいです。ハイロアクション福島原発の武藤類子さんが「福島からバスをつらねてやってきました。福島の皆さん立って下さい」と呼びかけると、あちこちで沢山の人が立ち上がり、会場から大きな拍手が沸きあがりました。主催者から「6万人が集まりました。会場に入れない人が外にいっぱい溢れています」と発表されると、どよめきが起きました。
 このあと、3つのコースに分かれてデモするのですが、これがまた大変、これだけの人数ですからなかなか出発できません。30分程してやっと出発、私は新宿駅の方へのコースで5時頃解散となりました。シュプレヒコールもありきたりのものではなく、様々でした。
 集会は本当に「原発をなくそう」の一点で党派、思想信条の違いを超えてありとあらゆる団体、個人が集まったという感じです。私も、集会・デモに参加して力をもらって京都に帰ってきました。これから、すみやかに原発から撤退し自然再生エネルギーへの転換を求める運動、そしてなにより京都で脱原発の市長を誕生させる活動に役立てて行きたいと思っています。