より豊かな学校給食をめざす京田辺の会 「より豊かな学校給食をめざす京田辺の会」は26日、京田辺市へ「保育所給食の安全についての要望書」を提出し、市と懇談しました。
 要望書では「福島第一原発の事故を受け、放射能による食品の汚染が相次いで報道されています。西日本にいるから食に関しては安心、国の暫定基準値を下回っていれば大丈夫ということは言えないと私達は考えております。…放射能の影響を受けやすい子どもが食べる保育所給食の安全を確保されますよう要望します」として、(1)食材の放射能汚染の計測器の購入(2)食材の原産地について、京田辺市産のものをふやす。京都府産、西日本産のものをふやす(3)ホームページでの産地公表─の3点を申し入れました。
 懇談には、小さい子どもをもつ若いお母さんやお父さんなど19人が参加。市は子ども福祉課長などが対応しました。
 懇談では保護者から、「子どもを守るためにしっかり調べてほしい。きちんと調べられているか不安に思う」、「子どもは保育所の給食は全部食べてくる。家では野菜を残すこともあるけど保育所ではちゃんと食べている。それだけに安全に気をつかってほしい」、「国の検査体制は十分とはいえないと思う。また暫定基準値も高すぎるのではないか。だからこそ検査体制をきちんとしていってほしい」などの声が出されました。
 市側は「保育所給食食材の産地は、ホームページなどで公表はできると考えるので検討したい」と回答しました。
 申し入れと懇談には、日本共産党の水野恭子、青木こうじろうの両議員も参加しました。(A)