前進座80周年 劇団前進座の「創立80周年を祝う関西の会」が9月30日、京都市中京区のホテルで盛大に開かれ、各界から約500人が参加しました。鏡開きは日本共産党の市田忠義書記局長、京商連の伊藤邦雄会長、山とみの女将・柴田京子さん、松竹株式会社の関係者らが行いました。劇団員による座歌や踊りが披露され、華やかな会となりました。
 前進座は1931年5月、中村翫右衛門など歌舞伎役者らを中心に創立。今年3月には東京で創立80周年記念祝賀会を開催し、各界から1000人余が参加。日本共産党からは志位和夫委員長、不破哲三社会科学研究所長らが出席しています。
 「関西の会」では、中村梅之助前進座代表が、80年の歴史を振り返り、「結成90年に向け、しっかりと土台を作り、ますます発展させていくため、厳しく、優しく見守って下さい」と決意を述べました。また俳優の嵐圭史さん、藤川矢之輔さんが支援者への感謝とともに来年の記念初春公演の観劇を呼びかけました。
 女優の水谷八重子さんは、梅之助さんと舞台に立った思い出を語り、「前進座とは親戚の様な関係でいつも元気をいただいてきました。舞台の熱気とともに、お客様も熱く、すごいエネルギーです。次の90年もおめでとうといいたい」とお祝いのあいさつをしました。
 また、「21伏見・夢と幸せを運ぶ会」の黒崎夏彦事務局長や「NPO法人きものを着る習慣をつくる協議会」の中塚一雄氏らが、1ステージを借り切って観劇動員した際のエピソードなどを紹介。日本の劇団の草分けである前進座への期待、役者らの魅力を語りました。
 日本共産党からは市田氏のほか、井上哲士参院議員、渡辺和俊府委員長、京都府・市議ら多数が参加しました。

 前進座創立80周年記念初春公演2012年1月3日から22日まで、京都四條南座。「創立80周年記念 口上」「明治おばけ暦」「芝浜の革財布」。昼の部11時、夜の部4時15分から。1等席12500円、2等席6500円、3等席4000円、特別席14000円。問い合わせ・申し込みは前進座京都営業所TEL075・561・6300。