京都で99%デモ 格差と貧困に抗議
「我々は99%だ」─米金融界の中心・ニューヨークのウォール街で格差是正を求める抗議運動に連帯する「オキュパイ・キョウト」行動が15日、京都市内で行われ、若者らがデモ行進しました。
「人口1%の富裕層が優遇され、99%の庶民の声が生かされない経済社会」に抗議しようとこの日、全世界に呼びかけられた世界同時連帯行動に呼応したもの。長谷川幹さん(30)がtwitter(ツイッター)やfacebook(フェイスブック)などのソーシャルネットワークで呼びかけ、集まりました。
デモ行進は京都市役所前から四条烏丸まで行なわれ、「原発いらねえ!」「仕事よこせ!」「(大学の)学費が高いぞ!」「金持ちから税金とれ!」などシュプレヒコールをあげました。沿道から参加する若者もいました。
メンバーは行進後、米カリフォルニア州・マーセドで抗議行動する若者とテレビ電話し、連帯のメッセージを交換しました。
ツイッターを見て参加したという女性(34)は、「原発の問題など、日本でも解決しないといけない課題がある。原発も賃金の問題も富裕層中心の政治が問題だと思って、日本でも声を上げようと参加した」と話していました。