京都府職労連定期大会 京都府職員労働組合連合(京都府職労連、森吉治委員長)は22日、第4回定期大会を京都市上京区で開き、憲法・自治を生かした府民のくらしと地域の再生、震災復興と原発から自然・再生エネルギーへの転換―などの2012年度の運動方針を採択しました。
 あいさつで森委員長は、東日本大震災の中で自治体労働者が住民と力を合わせて復興に全力を上げてきたことを紹介し、「被災地のみなさんと連帯し、震災からの復興と原発ゼロ、再生可能エネルギーへの転換を実現しよう」と呼びかけました。また、自治体機能縮小・削減などの改悪が進められていることを批判し、「99%の国民と労働者が声をあげるたたかいの先頭に立ち、京都市長選挙に全力をあげよう」と訴えました。
 京都市長選挙に立候補を表明している中村和雄さんがあいさつし、「政府は、農業や経済などあらゆる分野の規制緩和を行うTPP参加を進めており、様々な分野の方から批判の声が上がっています。それに対抗するのが私の掲げている公契約条例。今こそ地域の循環・底上げを図り、京都の暮らし、経済を活性化させたい。京都から日本を変えるために全力を上げます」と訴えました。
 採択された運動方針では、○生活改善と賃金・権利・労働条件の前進めざす○東日本大震災支援、貧困と格差解消をめざす○地域主権改革、道州制に反対し、地方自治を守る○憲法を守り核兵器の廃絶―などを掲げています。
 選出された役員は次の通り(敬称略)。
 ○執行委員長=森吉治○副委員長=中島正雄、多田哲子、山口祐二(以上再)、篠塚和則(新)○書記長=佐藤良弘(新)○書記次長=増田勝、福島功(以上再)、高橋幸信(新)。