北上原発ゼロネットが結成総会
脱原発・自然エネルギー社会の実現をめざす「北上原発ゼロネット」の結成総会・学習会が28日、上京区の西陣織会館で、開催されました。7月に上京病院から北大路ビブレまで脱原発デモ行進を実施した実行委員会が、北区上京地区でより幅広い参加で継続して運動を大きくしようと呼びかけたもので、労組、団体、新聞告知を読んだ一般市民ら50人が参加しました。
総会では会の目的や代表委員、今後のとりくみとして、デモの実施、署名活動、福井原発の視察や関西電力への申入れなどを提案し承認されました。行動日程は事務局会議で具体化していくことになりました。
佛教大学の芳野教授が「脱原発・自然エネルギー社会を実現-新たな地域福祉経済循環づくりを-めざして」と題して講演。詳細なデータをもとに全原発停止でも電力は十分にあること、利益本位の電力料金算定、「再生可能エネルギー買取法」成立と今後の論点、原発による過剰発電の押し売りなどを指摘するとともに、大震災ショック便乗型の財界戦略を許さない闘いが必要と激励しました。
参加者からは、福島出身者が汚染に苦しんでいる状況や自然エネルギーの活用に消極的な府議会での知事発言、1人で脱原発署名を500筆集めた例、母親連絡会や京都放送労組のとりくみなどの発言があり、積極的な交流となりました。「北上原発ゼロネット」事務局連絡先は北上地区労TEL075・441・7624。(中村秀男)