格差是正訴えよう 若者らオキュパイ行動
米金融界の中心・ウォール街で格差是正を求めて座り込みする行動「オキュパイ(=占拠)ウォールストリート」に連帯する世界同時行動に呼応して29日、京都市中京区の四条大橋下で「オキュパイキョウト」が行われました。
15日に格差是正を求めて京都市内をデモ行進したものに次ぐ2度目の行動。ツイッター(twitter)などのソーシャルネットで、一人ひとりがプラカードや楽器など持ち寄ってアピールする集会として呼びかけられました。
若者ら30人が集まり、それぞれハンドマイクで訴えたり、歌でアピールしました。「脱原発」をテーマにした絵を描いてパフォーマンスした画家の増山麗奈さんは、「『学費が高い』『非正規しんどい』など、若者が声を上げたことが大事だと思う。私も『脱原発』をアピールしたい」と話しました。
参加者らは、「お金がないと医療が受けられなかったり、危険な原発がいまだに動き続けているなど、世の中なにかおかしいと思う」(学生、21歳)「就職活動や原発、TPPのことなど、社会のおかしいと思っていることを話したかった」(学生、22歳)などと意見交換したのち、「格差社会をいっしょに考えよう」と通行人にアピールしました。
京都市長選に出馬表明している中村和雄弁護士が訪問し、参加者を激励しました。