中村和雄市長実現へ 宗教者の会発足
来年2月の京都市長選に向けて「中村和雄を京都市長に推す宗教者の会」の結成総会が2日、京都市左京区内で開かれました。中村和雄氏と仏教、キリスト教など各宗派の宗教者らが懇談しました。
同「会」代表世話人の大江真道聖公会司祭があいさつし、「前回は951票差で大変悔しい思いをした。前回を何倍も上回る勢いで支持を呼びかけ、必ず勝利しよう」と訴えました。
中村氏は、「京都市政刷新プログラム(案)」について説明し、「脱原発宣言」を発信すると言明。現市長について「原発をいつまでになくすのか、すべての原発をなくすのか、などはっきり言わず、国の政策だとのべるばかり。期限を切って原発の全廃を目指すべき」と批判しました。
また96年から09年に事業所の減少が政令市で2番目に多いとのべ、「公契約条例で地域経済を循環させ、業者や労働者が生活できる仕事をつくっていきたい」と訴えました。
懇談では、「京都は観光関連の仕事に就く人が多い。宗教者は観光に関係する人も多く、地域経済を考える上で重要だ」「原発をなくすとともに福島県から避難された方への支援を継続する市政にしてほしい」などの要望が出されました。