京都ハイクファミリー 新日本スポーツ連盟京都ハイクファミリーは9日、ぶらり散策例会「大津京・近江神宮界隈」を行い31人が参加しました。
 JR大津京駅前に10時集合。朝の冷え込みでやや肌寒いが、皇子山総合運動公園を横切り、大津市役所前から弘文天皇陵へ。第39代弘文天皇は天智天皇の子で、壬申の乱に敗れ自ら24才で命を絶ったといわれています。うっそうとして枯れ葉の混じる木立に囲まれた墓稜でどこかもの哀しい雰囲気があります。
 大津市歴史博物館前の高台からは近江富士(三上山)も望め、琵琶湖がひろがっていました。ゆっくりくだって右に折れるとそこからは三井寺の境内です。円満院門跡の寺門をくぐり庭園前の広場では、一同なごやかに歓談。そのあと三井寺(園城寺)の前を通って末寺護法善神堂の階段で記念撮影をしました。三尾神社を通り抜けて琵琶湖疏水の脇の道をウオーク。京阪電車の踏切をわたると旧江若鉄道線路跡の花のみちがあります。この季節枯れて寂しいなかにみごとな皇帝ダリアがゆれていました。お昼をやや過ぎて皇子が丘公園で昼休憩となりました。
 近江神宮に向かう途中、天智天皇が奈良の飛鳥から遷都したといわれる大津宮錦織遺跡がありました。わずか5年で撤退したみやこ跡、どんなドラマがあったのでしょう。近江神宮は七五三詣でのファミリーもあり、秋色もいよいよ深まっていく感じでした。14時10分に再び戻ってJR大津京駅にて解散しました。(井上英)