京都革新懇学習交流会 京都革新懇は13日、京都市南区で「第5回学習交流集会」を開き140人が参加しました。主催者あいさつで森川明京都革新懇代表世話人は「3月11日以降、震災復興や原発問題で国民と財界の激しいせめぎあいが続いている。震災復興でも脱原発でも革新懇がめざす方向にこそ解決の道がある」とのべました。
 吉井英勝衆議院議員が「どうする震災復興、原発ゼロへの道」と題して講演。吉井氏は「福島第一原発事故は人災である。想定外として賠償責任から逃れようとする東電の発想は許されない。税金による救済も不当な電気料金値上げも認めず東電に全面補償をさせなければならない」「原発利益共同体を守るためのイデオロギーとして原発安全神話が流布されてきた」「解決の道は地域経済再生に結び付けた再生可能エネルギー」と詳しく述べました。会場から出された質問にも丁寧に答えました。
 中村和雄弁護士・京都市長候補は「大震災と原発事故をうけて、この国と京都市のあり方を根本から問い直すことが求められている。脱原発に踏み出すかどうかは京都を守る上で死活的問題だ。京都経済の循環・底上げのためにも全力を尽くす」と連帯あいさつを行いました。
 後半の「交流と討論」では、地域革新懇や分野から9人が討論。「福知山革新懇結成総会を11日に成功させた。福知山地域での統一戦線運動を粘り強くすすめる」(福知山革新懇)「地域の歴史・文化を大切にしたまちづくりをめざす」(伏見革新懇)、「原発問題学習会、若狭現地視察、さよなら原発パレードなど多くを取り組んだ。さらに広範な人たちと原発ゼロを目指す」(乙訓革新懇)「復興財源での国民負担増、消費税引き上げは許されない。12月7日の学習会を機に運動を強める」(京商連)「劣悪な教育条件が放置されている。どの子もすこやかに成長・発達できる教育環境を」(京都市教組)「税と社会保障の一体改革、年金改悪反対のたたかいをすすめる」(年金者組合)など熱心な討論が行われました。(O)