元原発労働者が「原発なくせ」 総評年末闘争決起集会で訴え
京都総評・京都国民春闘共闘会議は16日、京都市中京区のラボール京都で、「なくせ原発! 自然再生エネルギー転換」「秋季年末闘争勝利」「TPP参加反対」などをスローガンにした、「11秋季年末闘争勝利! 総決起集会」を開きました。年末闘争や労働争議などでたたかう労働組合が決意を述べ、元原発労働者が脱原発への思いを語りました。
舞鶴市在住で、ミュージシャンとして活動する法太さんが福井県の原発で働いてきた実態を告発。法太さんは、原発内で防護服を着て「ピッ、ピッ」と体につけた線量計が反応する中、点検作業などを行った様子を説明し、「常に被ばくにおびえながらの労働でした。それが、今は罪のない子どもたちまで被ばくの危険にさらされている。原発、核というものはなくすべき」と訴えました。原発・核をなくすことを訴えるために作った「非核(みらい)へ」という曲を熱唱しました。
集会では、野田政権による労働者派遣法の改悪修正に抗議し、賃金闘争勝利、TPP反対、人間らしく働くルールの確立などを柱とした行動提起を確認しました。