過大、ムダ遣いの京都市溶融施設 学習会で岩佐恵美氏が批判
京都市の焼却灰溶融施設の中止を求める「市民の会」は25日、岩佐恵美・元衆院議員を迎えた「講演と学習のつどい」を伏見区の醍醐交流館で開き、約90人が参加しました。
岩佐氏は、京都市のごみ行政を批判し、「ごみの分別資源化率は、全国平均20%に対して、市は8%で、焼却率は92%。非常に遅れている。市民のごみを減らしていこうという熱意とかみ合っていない」と強調しました。また、同施設について「過大な施設」と指摘し、「焼却灰の処理能力は1日330トン。しかし、クリーンセンターから出る焼却灰は1日200トンしかない」と指摘。「市がやるべきことは、ごみを減らし分別を徹底すること。特に、市のごみの6割を占める事業系ごみを排出者責任で減らせば、不用な税金を使わなくてすむ」と訴えました。
日本共産党の西野佐知子京都市議が、同施設の現状について「11月にまた事故が発生し、運転再開のめどさえ立っていない」と報告し、「市民の力で稼動中止へ追い込もう」と訴え。駆けつけた中村和雄市長候補は「年間稼動費だけで16億円。ムダづかいの典型施設は、直ちに停止することを約束します。皆さんの願いが実現する市政を実現しよう」と呼びかけました。
同党の北山忠生、宮田絵里子両市議、本庄孝夫元府議が参加しました。