クリスマス・イルミネーション 京都府立植物園(左京区)で15日夕刻から、今年で7回目となる「観覧温室夜間開園&クリスマス・イルミネーション」が始まりました。温室で2日から開催されている「ポインセチア展」も見どころ満載です。いずれも24日まで。
 「ポインセチア展」では育て上げた約100品種、1000鉢のきれいなポインセチアが国内有数の規模で感動させてくれます。
 午後5時半の再入園直前、一斉に点灯された約12万球のクリスマス・イルミネーションに、大勢の入園者が「ワァー、きれい!」と異口同音に感動の声をあげていました。正門(南門)から入ってすぐの花壇一面にひろがる白色に輝くイルミネーション、高いモミの大木を覆うイルミネーションや花壇をバックに可愛いラッパや笛を吹き、太鼓を打つ子どもをイメージした12個のイルミネーション、ソリを引くオレンジ色に輝く実物大のトナカイ、お菓子のようにきれいな中に入れる純白のハウス、そして北山門付近の高さ20メートルのトウカエデを覆う色とりどりに飾られたイルミネーションはみごとです。使用されている球はすべて節電形LED電球で使用電力もすべてグリーン電力(太陽光発電)です。
 若いカップル、小さい子ども連れの夫婦らが訪れて一点一点見つめたり、イルミネーションをバックに写真を撮っていました。年配のベテランアマチュアカメラマンも三脚を据え、たくさん写真を撮っていました。2人の女の子を連れたお母さんは、「この近くに最近引っ越してきたんです。こんなきれいなのが見られて嬉しいです」と笑顔で語り、2歳の子は指さして「キレイ」と言い、7歳の子は「ラッパを吹いてるのかわいい。あっちのトナカイもきれい」と楽しげに答えました。(仲野良典)


 同イルミネーションの開催期間は24日まで。毎日午後5時半から午後8時(入園は午後7時半まで)。また期間中の18日・19日・22日(午後6時半~)は京都ノートルダム女子大学ハンドベル部によるハンドベル演奏、21日(午後6時15分~)・24日(午後6時半~)は府立大学邦楽部によるウィンターコンサートの初イベント、18日・23日・24日(午後5時半~)は有名ホテルのシェフによる氷芸術作品の彫刻実演などのイベントが行われます。
 入園料は一般200円、高校生150円、小中学生80円(いずれも温室入場料含む)、60歳以上(要証明提示)と障害者手帳所持の方は無料。日中の営業は午後5時に一旦閉園し、あらためて午後5時半に開園(温室開室)します。