子どもを放射能から守るには 中村さん
京都市長選に向けて、脱原発・子どもを被ばくから守る市長を実現しようと、左京区第三錦林小学校の保護者らが17日、同区内で脱原発を掲げて市長選に出馬する中村和雄氏を招いた懇談会を開きました。主催したのは給食の安全を考える三錦父母の会で、保護者ら20人が子連れで参加しました。
同会は、京都市教育委員会の資料から給食に使われる食材にセシウムが検出されていたことを知った岡田喜美子さん(39)が、10月ごろから小学校保護者らに呼びかけて結成したもの。
懇談会で中村氏は放射能汚染問題について、保健センターに測定装置を設定するなどして、現在測定できていない保育園など含めて子どもが関わる施設を調査し、公表すると表明。また、汚染がれきの受入を政府が呼びかけていることについて、「汚染を拡散するもので、受入には反対です」と訴えました。
保護者らから、「福島県から子どもの一時避難先の確保など実現してほしい」「具体的にどう脱原発を実現するのか」「国の放射能基準値が甘いのではないか」など意見や質問が出され、中村氏は、一つひとつていねいに答えました。
岡田さんは、「子どもたちを放射能から守るには市長を中村さんに代わってもらうのが一番早い。多くの保護者に広めたい」と語りました。