公約投げすて、自・公と変わらぬ民主党 共産党・井上参院議員ら伏見で街宣
日本共産党の井上さとし参院議員、石村かず子衆院京都3区代表が25日、京都市伏見区内の大型スーパー前など5カ所で街頭演説し、政府の予算案について批判しました。
石村さんは「来年こそふところが温かくなって安心しておくれる年にするために日本共産党は全力をあげて頑張ります。日本の京都の政治を良くする絶好のチャンスが年明け2月の市長選挙です。弁護士の中村和雄さんを押し上げてみなさんと一緒に京都市政を変えましょう」と述べ、京都市の高すぎる国保料の値下げを訴えました。また伏見区の消防学校跡地に文化施設の地域センター設立をという地元の強い要望や願いを冷たくあしらった市政、学童保育所がない地元藤森地域で、安心してあずけられる学童保育所設立の願いに、広い土地も市に寄付されているにもかかわらずの応えない現市長を厳しく批判。これに対して、市長に立候補する中村和雄さんは、各地域で住民自身が街作りを相談できる協議会を作ろうと呼びかけていることを紹介し、住民の思いや願いを実現していく身近な市政に変えようと訴えました。
井上参院議員は「24日は子ども達にとってサンタさんからの贈り物で喜んでいたでしょう。しかし、政府が発表した来年度の予算案はずいぶんひどいとんでもない国民への贈り物です」と切り出し「国民は、冷たい自民・公明政権を見限って、民主党に政権交代させて期待を持ったんです。それがやること全て政権公約を破って今はもう自・公政権と何ら変わらなくなり、党内からも批判されて離党する議員すら出てきている」と厳しく糾弾しました。そして、野田総理が全く根拠のない原発収束宣言を出した背景に原発輸出もあると指摘しました。また、京都市長選挙では「市役所に乗り込んでオンブズマン活動などで市政にメスをいれ、また税金の使い方をホントに市民のために使うと訴える弁護士の中村和雄さんを市長に」と訴えました。
寒風が吹いてスーパーでの買い物客など急ぎ足でしたが立ち止まって熱心に聞き、拍手を送ったり歩きながら手を振る人などありました。(仲野良典)