危険な溶融施設の稼働中止を 市民団体が要望署名提出
試運転中に8回ものトラブルを起こして停止している京都市の焼却灰溶融施設の稼働中止を求めて運動している市民団体が13日、京都市に対し、稼働中止を求める要望署名1775人分を提出しました。
「焼却灰溶融施設稼働中止を求める市民の会」で、署名は同会代表の前田鏡也子代表ら6人が市総合企画局市長公室で秘書に手渡しました。
要望署名は、同溶融施設は未熟な技術で、京都市が建設費に180億円もつぎ込み稼働させてきたものの、ダイオキシン発生や耐火レンガに亀裂が入るなど事故続きで、昨年6月の完成予定を過ぎた今も完成していないとして、税金の無駄遣いであり、温暖化対策にも逆行する溶融施設の稼働中止を求めています。
同会は昨年7月に結成。昨年12月から同署名に取り組んできました。前田代表は「こんな危険な施設はいらない。まだまだ知らない市民が多く、もっと広く知らせ、さらに署名を積み上げたい」と話しています。