12日投開票の八幡市長選の結果について、「市民のための市政をすすめる八幡市民の会」は13日、声明を発表しました。全文は次の通り。


 2月12日投開票された八幡市長選挙で、市政刷新を掲げた長村善平さんは、1万1155票(得票率46%)を獲得し、現市長の後継候補に肉薄しましたが、およびませんでした。ご支持・ご支援をいただいたみなさんに心から感謝いたします。
 今回の市長選挙は、1期目の明田市長が不出馬を表明する中でおこなわれ、明田自民党市政の継承か、市民本位で暮らし応援の市政の実現かが問われました。
 長村氏は、中学卒業までの医療費無料化、中学校給食の実施、安心できる医療・介護、上下水道の負担軽減の検討、住宅リフォーム助成の創設などの政策を掲げ、暮らしを応援する市政への転換を訴えました。相手陣営が、政策をまともに語らず、「民主・共産の野合ノー」「共産が支持する市政を許すな」などと卑劣な攻撃を繰り返したのに対し、長村氏は「反民主・反共産の攻撃は市民の願いへの攻撃」と正々堂々と反撃し、「市民の願いを生かす市政へ刷新を」の期待が広がりました。最終版の対話の中でも、「松花堂横の広場整備は無駄づかい」「財源はあるのですね」「水道料金を下げてほしい」「中学校給食をぜひ」などの問い合わせや要望が相次ぎました。
 残念ながら、市長選挙では勝利できませんでしたが、市長選挙で寄せられたこうした期待にこたえて、要求実現のために市民のみなさんと力を合わせて取り組んでいきます。
 今回の選挙で、市民の会は、長村氏が市民の会に示した基本姿勢、基本政策において、子育て支援、くらし応援、地域の仕事起こしなど多くの点で一致することから、長村氏への支持を決めました。市政刷新をめざし、政党支持の違いを超えて幅広い団体・個人が力を合わせて取り組んだことは、今後の市政刷新の展望を切り開く大きな意義を持っていると確信します。市民の会はひきつづき、市政をチェックし、市長選挙で示された市民の願い実現に全力をあげて取り組みます。