核兵器も放射能もない未来を 山宣墓前祭
戦前、治安維持法と日本の侵略戦争に反対した代議士で、右翼に暗殺された山本宣治(山宣)の命日である5日、「第83回山宣墓前祭」(同実行委員会主催)が開かれ、雨の中200人が参加しました。
小松直人実行委員長が献花の後、あいさつ。福島第1原発事故で、核エネルギーが人間の手にあまるものと明らかになったとのべ、「核も、核兵器も、放射能もない未来をめざそう。山宣さんのたたかいで実現した日本国憲法を暮らしにいかす政治を」と訴えました。
治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟府本部の岡本康会長、民青同盟府委員会の加藤伸太朗委員長、年金者組合府本部の山﨑彰委員長、東京山宣会の山田善二郎会長、日本共産党府議団の前窪義由紀団長などが参列し、追悼のことばを述べました。
前窪氏は、民主党政権が国民の願いを裏切り、TPP推進や消費税増税、社会保障の改悪など進めていると指摘。「大阪維新の会が現れ、政治の反動化が進んでいる。これを許さず、日本共産党が躍進してこそ、日本の政治を根本から変えることができる。国民の期待に応えるため、前進することを誓う」と訴えました。