原発再稼働中止を申し入れ 共産党府委が関電支店に
日本共産党京都府委員会(渡辺和俊府委員長)と同党府議団(前窪義由紀団長、11人)は23日、関西電力京都支店を訪れ、福井県の大飯原発3、4号機の再稼働を中止するよう申し入れました。この後、京都駅前で「再稼動をストップし、原発ゼロの日本を」と宣伝しました。
申し入れで前窪団長は、再稼働の根拠とされるストレステストは安全性が保証されるものではないと批判。若狭湾に複数の活断層があることや、天正地震(1586年)による津波調査について専門家から、「(津波がなかったと)証明できていない」と批判されていると指摘し、「危険な原発の再稼働は、絶対に認めるわけにはいかない」と訴えました。関電側は堀田太治副支店長らが対応し、「安全対策を重ねる」「住民の理解を得たい」と答えました。
宣伝では、前窪団長がマイクを握り、議会で山田啓二府知事に対して再稼働を明確に反対し、行動するよう求めたことを紹介。山田知事が「(安全確保を国に求める)福井県知事に賛成」「慎重に慎重を期すべき」という発言に終始したとのべ、「今こそ、『原発ゼロ』へ自然エネルギー導入への政治決断が必要。子どもの未来に放射能を残さないという思いで府民と力を合わせ、さらに運動したい」と訴えました。
申し入れには、山内佳子、浜田良之の各府議と吉田幸一京都4区国政委員長が、宣伝には前窪、山内両府議のほか、光永敦彦、原田完、成宮真理子、加味根史朗、島田敬子の各府議が参加しました。