原発ゼロ左京の会 和田武・日本環境学会会長を招き「脱原発 再生可能エネルギー中心の社会へ」と題した講演会が29日、京都市左京区の京都教育文化センターホールで開かれました。「原発ゼロをめざす左京の会」と「脱原発左京連絡会(準備会)」が主催したもので、180人が参加しました。
 和田氏は、脱原発を実現し地球温暖化対策を進めるためには、再生可能エネルギーの普及が必要と強調。日本には再生可能エネルギーの無限の資源があるにもかかわらず、政府の原発中心の政策によって、世界的に再生可能エネルギーの普及が遅れてきたことを厳しく批判し、「昨年8月、再生可能エネルギー特措法がようやく成立し、電力の買取制度が前進し始めたことを報告しました。また風力発電について、「様々な問題があるなどと言われるが、市民参加ですすめれば問題はのりこえられる」と指摘。市民参加による再生可能エネルギーの発電事業は、農山村地域の発展も可能にすることを紹介し、「脱原発・再生可能エネルギー中心の社会」を目指す市民運動を呼びかけました。(梅木)