「バベルの塔」上映会原発ゼロトーク 人類存続のために原発はいらない!地元でできることから始めよう――反原発ドキュメンタリー映画「バベルの塔」上映会と原発ゼロトークが4月30日、右京ふれあい文化会館で行われ、市民ら200人が参加しました。右京原発ゼロネットワーク、京都映画人9条の会、右京革新懇の共催。
 右京革新懇の長砂實代表が「5日には全原発が止まる予定だ。この日を好機として原発をなくす運動をして行きたい。3度原爆被害を受けた国民として、人類存続のために世界に原発ゼロを広げていかねばばらない。学習し、運動して政治のあり方を変えて行こう」とあいさつしました。
 上映後のトークでは、同映画監督の高垣博也さんが司会を務め、福島からの避難者の加藤裕子さん、映画監督の土橋亨さんがそれぞれの体験を通して原発ゼロへの思いを語りました。加藤さんは、昨年の被災直後から放射能の影響を恐れて京都へ避難してくる過程で、原発について学び、原発ゼロを目指す運動に立ち上がった自身の変化を述べ、「心と体をむしばむ原発はいらない。いっしょに声を上げてほしい」と呼びかけました。土橋監督は映画人として戦前、戦争賛美の映画を作った歴史を二度と繰り返してはいけないと「映画人9条の会」を立ち上げたことを紹介し、戦前回帰のような右傾化の動きがある中で真実の発言を広げていく重要性を強調しました。
 事務局を代表して山﨑依子さんが、「5日は子どもの日。子どもたちに平和な社会を残すため、電力に依存する生活を見直そう」と述べ、6日と18日に同ネットが取り組む原発ゼロウオークへの参加を呼びかけました。