社会保障と税の一体改革ストップ 野田政権がごり押しで進める「社会保障と税の一体改革」をストップしようと、京都の年金者組合が4月21日、東寺縁日の弘法さん、同25日には北野天神さんと府内いっせいに訴えと署名活動を展開しました。生存権保障の憲法25条にちなんで毎月25日を定例の行動日としているもの。社会保障総改悪と消費税アップで庶民の命と生活が奪われる緊迫した動きのもとでの行動です。
 年金者組合伏見支部では従来、スーパーいずみやの1カ所だけでしたが、事態の重大性を受けて、醍醐、大手筋、深草、向島、淀、丹波橋など伏見区内6カ所で行動しました。写真は年金者組合としては初めての伏見丹波橋通りの大きなスーパー前で訴える様子です。伏見支部事務局長の山本和夫さんはマイクを握って、野田政権の消費税引き上げと社会保障の改悪の一体改革を一気に推進しようとしていることを厳しく批判。「私たちの生活は、4月から国保料、後期高齢者保険料や介護保険料が大幅にアップした一方、年金は一律で削減されました。一体、社会保障の充実とかウソもほどほどにしてほしいです。大企業や富裕層への税の大幅な軽減や無駄な公共事業や軍備拡張などに使われているではないですか」などと訴えました。
 買い物客や通りすがりの人達は訴えを聞き、「年金改悪、消費税増税反対、安心の年金制度を求める請願署名」に応じていました。レジ袋をもった主婦は「消費税を増やすのは絶対あかん。無茶苦茶や。それに原発はもっとあかん。ほんとに電気がたらんのかわからんし、みんながちょっと辛抱したらいい」と話しながら署名していました。また別の買い物客は「年金者組合は知らないけ ど、消費税は反対しますので署名します」と応じていました。(仲野良典)